外壁にまつわるお話は、著名漫画家が自宅をリフォームした際、「赤と白のボーダー柄を外壁色にしたため、近隣住民から苦情が殺到」というニュースがありました。裁判にも発展し大変話題になったため、みなさんの記憶にも残っているかと思います。
このような話題も挙がるように、「外壁」というのは街の景観ともかかわるため、やはりご近所の目も気にして「綺麗な外壁にしたい!」と気を使う箇所ですよね。
リフォームハッピーエピソード第九回は、ご近所との関係も視野に入れた「外壁のリフォーム」にまつわるエピソードを取り上げてみました。
【全国WEBアンケート調査】
期間:2015年9月
対象:30~60歳 合計100名
外壁リフォーム時には、ご近所への配慮を!
外壁をリフォームするのに足場が大掛かりだったり、工事の音も少しうるさく、近所迷惑にならなかったか心配です。(40代/女性/専業主婦)
隣家の駐車場に停まっている車に配慮しなかったため、塗料を車に付着させてしまった。リフォーム業者が損害賠償したようです。(30代/男性/会社員)
外壁リフォームの際に困ったことは、工事が隣の子供の昼寝時間と重なり、騒音で度々子供が目を覚まして昼寝ができず困った。との話をもらい恐縮しました。(30代/女性/専業主婦)
足場を組んだのですが、普段はいるはずのない人が、二階の窓際にいてびっくりしました。ご近所の方も窓を開けてびっくりされたそうです。(40代/男性/会社役員)
はじめは、「騒音」に関するエピソードや、「塗料」よるトラブルの声です。
これまで仲が良かったはずのご近所とのトラブルにもなりかねないポイントです。
大規模な外壁リフォームを想定している場合には、事前にご近所への挨拶やリフォーム工事の周知をしておくことが大切ですね。
イメージしていた外壁リフォームとの違いが...
安さを売りにしていた業者に依頼をしたところ、色々なところにペンキが飛んでいたり、ムラがあって残念でした。やっぱり安いだけではなく実績のあるリフォーム業者に頼めばよかったです。(30代/女性/専業主婦)
外壁の質感や色が、実際に仕上がってみると微妙にイメージと違って、戸惑いました。やっぱりカタログでは、仕上がりまではわかりませんね。(30代/男性/自由業・フリーランス)
外壁リフォームをしたときに困ったことは、想定していた外壁色と実際の感じが違っていたことです。色見本と同じ色なのですが、家全体に塗ると感じが違いました。(50代/女性/公務員)
リフォーム後しばらくしたら色にムラができて驚きました。当然直してもらいましたが、こんなに違うものなのでしょうか?(40代/男性/会社員)
「色の違い」「ムラ」の声が目立つというエピソードをとりあげました。
技術による原因もありますが、素材としての問題で塗料というのは塗った時の天候(気温や湿度)に左右され、乾燥後の色やムラに影響を及ぼします。
またカタログは印刷されたものです。このような原因で、実際に外壁リフォームをすると、高い確率でイメージと現実の差が発生します。
このようなイメージの違いを解消するためには、リフォーム業者と良く話し合いさらに今迄の「リフォーム実績」を確認することがポイントです。
外壁リフォームの費用を抑えるコツとは?
複数のリフォーム業者に見積もりを出してもらうと、ピンキリで十数万円違うことがわかりました。 評判も大事ですが、見積もりもキチンと出してもらい検討することをお勧めします。(50代/女性/会社員)
今ある外壁を取り外さないでそのうえからサイディングを貼り付け、処分費用を安くしました。(50代/男性/会社員)
外壁の金額は、仕様によってピンキリ。それでも同じような業者で見積もりをとったら、ぜんぜん金額が違ってびっくりしました。(30代/会社員)
外張り断熱材を付けたのですが、以前より断熱効果が増して夏冬のエアコン代が大幅に下がって初期コストはかかりましたが、ランニングコストを抑えることが出来ました。(30代/男性/会社員)
これまでの記事でも沢山の声が挙げられていますが「複数のリフォーム業者の見積もりをとる」ことは、やはり外壁リフォームにおいても、同様です。
中でも「十数万円」違ったというのは驚きですね。また、見積もり以外で費用を抑えた方法として「今ある外壁の上にサイディングを取り付けた」が挙がりました。
工事の後では「断熱効果でエアコン代が大幅に下がった」という声がありました。長期的な費用(コスト)を見据えて計画すると、良いリフォームになるのではないでしょうか。
外壁リフォームは、室内よりも慎重に!
冒頭でご紹介した景観でのトラブルや、実際のアンケート内容にもあった「塗料の付着」や「騒音」によるトラブルを起こさないように、長く住む家だからご近所付き合いもしっかりと考えた計画的なリフォーム工事が必要です。
それには「信頼できるリフォーム業者」の協力が必要です。実際に工事をするのは、リフォーム業者の人ですので「知らない所でトラブルを起こしていた...」なんて事がないようにも、リフォーム業者選びは慎重に行わなければなりませんね。
本エピソードが、みなさんのリフォーム検討のお役に立ちましたら幸いです。