リフォームと一言でいっても、費用も期間も様々です。気になるところはあるけれど、 工事を依頼する店の選択や費用などで躊躇する方も少なくないはず。そこで実際にリフォーム経験者の声をもとに、リフォームに至った"きっかけ"は何だったのかをアンケートの結果から調べてみました。
リフォーム検討のきっかけは何ですか?
アンケート結果
質問
リフォーム検討のきっかけは何ですか?
回答数
- 設備の老朽化:64%
- 外観が悪くなった:5%
- 親戚・友人などの家を見て:4%
- 気分を変えたくなった:3%
- リフォームをした人の話を聞いて:3%
- その他:21%
WEBアンケート:100人を対象(2015年9月)
部分的なニーズをきっかけに、トータルリフォーム!?
壁や建具の損傷・劣化が目立ってきたなど、物理的な原因がメイン。放置しておくと、さらにひどくなるので予算内でできるだけ多くのところをリフォームしました。(40代/女性)
コンロが故障して交換が必要になり、それならキッチンシステムを全部入れ替えたくなったから。(50代/女性)
アンケートでは設備の老朽化という回答が64%と、かなり多い結果になりました。
【アンケート結果の声】
- キッチンの設備を新しくすれば収納スペースが広がったり、使いやすくなると思うから。(40代/女性)
- 長年使用したトイレをきれいな節水型に交換したいと考えリフォームを行うことにしました。(50代/女性)
- どうせエアコンをつけるならと思って、思い切って、リフォームしました。(50代/女性)
長年の使用による老朽化や外観の悪化、物理的理由からリフォームを検討し始めた人が69%(64%+5%)にものぼりました。また、家族構成やライフスタイルの変化からリフォームが必要になった、という声も多く寄せられました。「必要に迫られて仕方なく...」という人が多いのかもしれません。しかし、設備の一部を修理する際に「せっかくだから、いろんな場所をキレイにしよう!」という前向きな気持ちからトータルでリフォームする人も多いようです。予算の範囲内である程度、複数箇所まとめてリフォームをするのは、少しずつ修理していくより手配の手間が省かれるなど、お得でかしこい選択かもしれませんね。
定番は「外壁」「キッチン・バス・トイレの水まわり」。「耐震」や「省エネ」もトレンド。
外壁の年数が経って、見た目も含めリフォームの必要性を感じたから。(40代/女性)
浴室脱衣所の床が古くからの木製で、割れたりカビたり耐久性に不安が出てきたので、張替えを検討しました。(40代/女性)
老朽化以外の回答は、外観が悪くなった、親戚・友人などの家を見て、気分を変えたくなった、リフォームをした人の話を聞いて(同率)の順となりました。
【アンケート結果の声】
- 早いうちから太陽光発電にして省エネにしています。(40代/女性)
- 地震、災害があったりしたときに、老朽化した外壁が崩れたりしたら不安だからです。(30代/女性)
- 設備が古くなってくると安全面から他も老朽化していると思うので、全面的に改築を検討しないといけないですね。(50代/男性)
- テレビや雑誌の特集を見たり、実際にリフォームした人の話を聞いたりしてリフォームの良さが分かり、魅力を感じたから。(20代/女性)
具体的にどんな箇所の老朽化が気になるのかという点に目を向けると、外壁や水まわりという回答が目立ちました。劣化が見た目にわかりやすい箇所と言えそうです。ちょうど老朽化が気になっているとき、友人などのリフォーム後の住まいを見て「我が家も!」と具体的に検討する人も多いようです。また、東日本大震災後に高まっている耐震補強工事、太陽光発電システムなどの省エネ改修工事へのニーズも、若い世代を中心に高まっているようです。"直す"のではなく、"安心や安全"、"快適"や"省エネ"などの機能を住まいに"プラスする"新たなリフォームのかたちが、今どきのリフォーム事情から見てとれます。
身の丈に合った計画的なリフォームで住まいの"安心"、"快適"、"省エネ"をステップアップ!
テレビや雑誌でも多く取り上げられるようになった住まいのリフォーム。皆さん大規模なリフォームに憧れを持ちつつも、堅実に住まいの不調と向き合っていることがうかがえます。予算に合わせて、「次回はココを直す」など計画を立てて、リフォームに取り組んでいくのも良いかもしれませんね。