■増改築相談員とは
「増改築相談員」とは、住宅のリフォームや増改築に関する幅広い専門知識を身につけた、いわば“リフォームの相談窓口”として活躍できる資格です。建築の基礎知識はもちろん、法令や構造、安全面など、お客様の大切なお住まいに関するご相談に、的確かつ安心感のある対応ができるようになるのがこの資格の魅力です。
当協会では、この増改築相談員の資格取得を推奨しており、現場での実務経験を活かしながら、さらにスキルアップを目指す方にとって非常に有意義なステップとなっています。
■資格を取得する4つのメリット
メリット1.リフォームに関する専門的な知識
増改築相談員の講習では、建築基準法や住宅の構造、安全性に関する知識はもちろん、リフォームにおいて見落としがちな細かな注意点まで、幅広く体系的に学ぶことができます。現場での実務経験がある方にとっては、普段の業務で感覚的に行っていることを理論として再確認できる良い機会になり、未経験の分野も講習を通して補うことが可能です。
こうした総合的な学びを通して、より的確で説得力のある説明や提案ができるようになり、実務の幅も広がっていきます。

メリット2.顧客からの信頼度向上
この資格を持っているということは、お客様にとって「この人なら安心して任せられる」という信頼の証になります。特にリフォームは費用も大きく、生活に直結する工事が多いため、不安を感じるお客様も少なくありません。そんな中で、専門資格を持つ相談員として対応することで、技術面だけでなく心理的な安心感を提供できます。
また、提案時にも「なぜこの工法が良いのか」「ここは注意が必要」といった専門知識に基づいた根拠で説明できるようになり、納得感のあるコミュニケーションが可能になります。

メリット3.実務に活かせる知識・提案力
資格取得で得た知識は、現場での提案力や対応力に直結します。お客様からの要望に対して、「それは構造上難しい」「この方法なら代替できます」といった具体的で現実的なアドバイスができるようになり、信頼関係の構築にも役立ちます。
また、リフォームでは建物の劣化状況や既存部分の制約など、現場ごとに様々な判断が求められます。そんなときにも、法律・安全面・施工の知識を持っていれば、その場で的確に判断・説明ができ、スムーズにプロジェクトを進められます。経験+知識のバランスが取れることで、一歩上のプロフェッショナルを目指せます。

メリット4.“公式な相談員”として認定
資格取得後は、全国増改築相談員協議会に登録することで、公式に「増改築相談員」として認定されます。この登録により、名刺や会社案内、ホームページなどにも肩書きを掲載できるようになり、お客様や取引先に対しても専門性をアピールできます。
また、相談員としてのネットワークや情報提供も継続的に受けられるため、資格取得後も知識を深める機会が得られます。資格は“取って終わり”ではなく、専門家としての成長を続けるためのスタートでもあるのです。

■住宅の新築工事又はリフォーム工事に関する実務経験が5年以上ある方へ
<住宅リフォームエキスパート>増改築相談員」資格の取得をお勧めします!
- 1.リフォーム産業は今後、国の重要な産業の一つとなります。国は、「ストック重視の住宅政策」として良質な住宅ストックの形成と既存住宅流通リフォーム市場の活性化に力を入れています。
- 2.<住宅リフォームエキスパート>増改築相談員は、期待されています。
生活者は《安心と安全を実行するリフォーム会社》を探しています。
それは公的に認められた資格保持者が在籍している会社です。 - 3.公的に認められた方…それが【<住宅リフォームエキスパート>増改築相談員】です。
認定は、公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターの承認を得た、
団体が研修を行い、参加者は、住宅リフォームに必要な知識を取得して頂きます。受講資格は、住宅建築に関する実務経験が5年以上必要とされております。
<住宅建築の実務経験とは> - 新築住宅の設計、施工、施工管理(共同住宅も可能)
- 住宅リフォームの設計、施工、施工管理(共同住宅も可能)
- 住宅設備機器に関する設計、施工、施工管理(なお、営業、住宅の解体、足場の設置、資材運搬、等は対象外です)
- <住宅リフォームエキスパート>増改築相談員は、LIXILリフォームショップの
「リフォームコンシェルジュ」の資格取得要件の一つとなっています!
リフォーム市場は、高齢化やライフスタイルの変化により今後ますます需要が伸びていくと予想されています。
バリアフリーや空き家活用、断熱・省エネリフォームなど、活躍の場は広がる一方です。
「もっと頼られる存在になりたい」「現場での経験をステップアップに活かしたい」そんなあなたにとって、増改築相談員の資格はきっと大きな強みになります。
Q&A
Q:『<住宅リフォームエキスパート>増改築相談員資格はどうすれば取得出来ますか?』
1.認定団体が開催する資格取得研修会で、指定テキストを元に研修受講をして頂きます。
2.受講終了時に30分間の考査があります。
3.考査に合格された方が、(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターに<リフォームエキスパート>増改築相談員として登録され、顔写真入り登録カードが発行されます。

名簿への公開を希望する方は以下の増改築相談員
登録者名簿に掲載されます。
公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
のホームページ
http://www.refonet.jp/meibo/
Q:登録有効期間と登録更新
増改築相談員の登録有効期間は、登録日から5年を経過した日の属する年度の3月31日まで
です。登録有効期間が満了する日以前1年以内に更新研修を履修することにより登録を更新で
きます。


【新規受講の方】 | 【更新受講の方】 |
① 受講資格:住宅の新築工事またはリフォーム 工事に関する実務経験を5年以上有する方。 (営業、経理、総務などは実務経験となりません。 ご不明な点はご相談下さい。) ② < 研修会スケジュール > 受付: 当日9:10より 講義開始: 9:30 終了: 18:00頃 | ① ご自身の登録証の有効期限をご確認ください。 ② 今回の研修会では、有効期限が2026年3月31日 までの方が対象です。 ③ 有効期限を超過している方でも、2年以内の場 合は更新研修受講で再登録が可能です。 ④ 期限を2年以上超過している方は、新規の研修 受講となりますのでお気を付けください。 ⑤ < 研修会スケジュール > 受付: 当日14:00頃より 講義開始:14:30 終了: 18:00頃 |
当協会でも、取得を目指す方へのサポート体制を整えています。気になる方は、お気軽にお問い合わせください。
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研修会日時 | 会場 | お申込はこちら |
2025年7月3日(木)9:30~ | 静岡会場(菊川商工会議所) | お申込 |