お客様の安心と満足のためにリフォーム事業者との<共創>を通じて、品質の更なる向上を図ります

HORP(ホープ)とは

2014年9月、国土交通省より、消費者が安心してリフォームを行うことができる環境の整備と住宅リフォーム事業の健全な発達を目的に、「住宅リフォーム事業者団体登録制度」が告示されました。その趣旨に賛同して同年11月に誕生したのが、一般社団法人 住生活リフォーム推進協会(略称HORP)です。

現在の住宅事情

わが国の住宅ストック(総住宅数)は、2013年に世帯数を超える6,063万戸に達し、そのうち820万戸が空き家となっています。この数値が示す通り住宅需要は量的にはすでに満たされており、今後は既存住宅の質や性能をどう向上させていくかという点が、国や業界の取り組むべき課題となっております。

国土交通省の指針

国土交通省は2016年3月に閣議決定された「住生活基本計画」で、2025年までに中古住宅流通・リフォーム市場の規模を現在の11兆円から20兆円に拡大することを政策目標として打ち出しました。20兆円の達成には年率7.2%という高成長が必要ですが、その目標を実現するためのファシリテーター(推進者)は、全国各地でリフォームビジネスに従事している地域密着型の中小リフォーム事業者であると私は考えています。

HORPの目的と活動

全国の中小リフォーム事業者は、長年にわたり、その確かな技術力と地域密着の営業体制でお客様のニーズに応えてきました。HORPはこの中小事業者を組織化し、その技術と品質を高めることによって、リフォームを発注されるお客様に安心と満足をお届けしてまいります。
HORPはまた、お客様およびリフォーム事業者と行政との「架け橋」になりたいと考えています。政府のリフォーム産業振興による経済再生策をサポートすると同時に、お客様の声やリフォーム事業者の声を行政に届けることで、業界と市場の健全な発展に寄与していきます。さらに、リフォーム産業の将来を担う優秀な人材を育成するため、加盟事業者を対象とした各種の研修・セミナー開催するとともに、技術の標準化をはじめとする多彩な取り組みを通じてリフォーム施工の品質向上を図ってまいります。

HORPの意義

わが国の喫緊の課題である経済の再生に関しては、政府や財界より企業と社会のグローバル化が強く要請されています。しかし、地方や地域の活性化を伴わないグローバリゼーションは単なる空洞化にすぎません。私たちHORPは、全国のリフォーム事業者と次世代のリフォームビジネスを<共創>することで、お客様に新たな価値を提供し、ひいては地方における雇用の拡大と経済産業の復興に貢献していきたいと決意しています。